九州三十六不動尊霊場 第二十五番札所 杉岳山 大聖寺

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九州三十六不動尊霊場
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佐賀県武雄市にある大聖寺は、不動明王を本尊とし、境内にはスギやイチョウの巨木がある、歴史ある真言宗の寺院として知られています。境内には約70種類の約5000株の紫陽花が咲き誇り、雲海も見れることから、別名「天空のあじさい寺」とも呼ばれています。

『概略』

杉岳(すぎたけ)山 大聖寺
(御朱印)

別称

あじさい寺

創建

和銅2年(709年)年 行基菩薩

宗派

真言宗 大覚寺派

ご本尊

寺院・霊場ご本尊

不動明王立像(身代り不動尊)(秘仏)
(お御影)

ご真言

のうまく さんまんだ ばざらだん せんだ まかろ しやだ そわたや うんたらた かんまん

不動明王について

不動明王は、密教の教主、大日如来が衆生教化のため変身した明王の中では最高位の仏様です。
普段は柔和な大日如来が、優しさだけでは通用しない人々を救済するために、あえて怒りの形相をしています。
邪悪な相手には徹底的に厳しく、人が間違った道へ進もうとした時には、正しい道へと戻れるように諭してくれる存在です。
迷いの世界から煩悩を絶ちきり、仏の道を教えてくれる尊い存在なのです。

空海が日本にもたらした最初のお姿は両目を見開く恐ろしい形相で、おさげ髪のお姿でした。その後19世紀になると、「不動十九観」が定められ左目をやや閉じ、右目を開ける天地眼、上唇を下歯で噛み下唇を上歯で噛むといった特徴となりました。
そして倶利伽羅剣という宝剣と悪い心を縛り上げることにより、善き心を呼び起こさせるための羂索と呼ばれる網をもっておられます。
さらに背後には炎が立ち上げる火焔光背があります。

不動十九観とは

不動明王を心に浮かべる時、その見た目の特徴を表すもので、これを満たしたものを心に描くと理想的な不動明王の姿が描ける考えられます。

1.大日如来の化身であること。
2.真言中に「ア」・「ロ」・「カン」・「マン」の四字があること。
3.常に火生三昧に住していること。
4.童子の姿を現わし、その身容が卑しく肥満であること。
5.髪の毛の上に七沙髻があること。
6.左に一弁髪を垂らすこと。
7.額に水波のようなしわがあること。
8.左の目を閉じ右の目を開くこと。
9.下の歯で右上の唇を噛み、左下の唇の外へ出すこと。
10.口を固く閉じること。
11.右手に剣をとること。
12.左手に羂索を持つこと。
13.行者の残食を食べること。
14.大磐石の上に安座すること。
15.色が醜く、青黒であること。
16.奮迅して忿怒であること。
17.光背に迦楼羅炎かるらえんがあること。
18.倶力迦羅竜くりからりゅうが剣にまとわりついていること。
19.矜羯羅童子と制多迦童子の二童子が侍していること。

住所・連絡先

佐賀県武雄市北方町大字大崎6694 TEL 0954-36-4934
(地図)

アクセス

【電車】
JR佐世保線武雄温泉駅よりタクシーにて約20分
【車】
長崎自動車道・武雄北方ICまたは多久ICより約25分

駐車場あり 100台

ご詠歌

不動尊 山上深くに おわします
      利剣あらたな 大聖の寺

別名「あじさい寺」と呼ばれる山上寺院

標高350メートルに山上伽藍を構える大聖寺の境内からは晴れた日には佐賀平野が開け、遠く雲仙普賢岳や有明海まで一望できます。
さらに雨上がりには眼下に雲海が広がる風光明媚な地にあります。

6月から7月にかけては3000坪の境内を埋め尽くす約40種5000株のアジサイが咲き誇ります。
故に「天空のあじさい寺」とも呼ばれています。

あじさいばかりではなく、大銀杏や大槇なども生い茂り、中でも樹齢500年を超えるイヌマキは幹回り役3m、樹高約18mに達し、佐賀県指定の天然記念物となっています。

さらに近年モチの木と樫の木がまるで男女が抱き合うように癒着した木があり、その微笑ましい樹形から「夫婦円満・縁結びの木」と呼ばれているそうです。
その1m後ろには「子宝の木」というモミジの古木の幹から3本の竹が伸びた木もあります。
良縁祈願や子授け祈願に多くの参拝者が訪れているそうです。

ご本尊の不動明王像は開基1300年記念として新しくなった本堂に奉安されており、従えた二童子とともに行基菩薩の手彫りだそうです。
尊像は厨子入りの秘仏となっていて、開帳は50年に一度とのことで、平素はその厨子の前に立つ「お前立」を拝観することになります。

その本堂入り口両脇には阿吽一対の仁王像が立っています。

南無大師遍照金剛

本堂右手にある石段を登ると、杉の巨木にできた空洞に「御杉堂」という小さな祠があります。

第二十六番札所 阿遮山 無動院は、九州八十八ヶ所百八霊場にてすでに公開しておりますので、ご参照ください。

次回は九州三十六不動尊霊場 第二十七番札所「大杉山 正福寺」をお伝えしていきます。

願がわくは
この功徳をもってあまねく一切に及およぼし
われらと衆生とみなともに仏道を成ぜんことを 合掌

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