今日９月２２日は「国際ビーチクリーンアップデー」です。
アメリカ・サンフランシスコに本部のある「海洋自然保護センター」が１９８５年（昭和６０年）から実施しています。
この日に近い週末に、世界各地で一斉に海岸のごみを拾い集め、その数量・種類などを調べることによって、海洋でのゴミの発生元や、地球環境への影響を調査しています。
日本では「クリーンアップ全国事務局」（Japan Environmental Action Network：JEAN）が主宰し、１９９０年（平成２年）から毎年春・秋の２回、「海岸クリーンアップキャンペーン」を実施しています。
世界と一つにつながっている海のごみ問題を解決するために、身近なところで誰もが簡単に参加できる「はじめの一歩」として実施され、毎年１００ヵ国前後の国と地域が参加しています。
海岸でゴミ袋とトングを片手にごみを拾う「ビーチクリーン」ですが、近年、年間８００万トンのプラスチックのごみが海に流出し、それに伴うマイクロプラスチック問題などの海洋汚染がメディアで頻繁に取り上げられるようになり、ビーチクリーンへの注目が高まっています。きれいな海を守るためにビーチクリーンをしてみたいと考えている人も多くなってきています。
そのビーチクリーンは、1.美しい海や砂浜を守る、2.海洋の生態系を守る、3.清掃活動を通じて、参加者自身や周りにごみ問題を啓発する、といった目的に加え、ごみの発生源を特定することなどにも役立つため、ごみのデータを集計するケースもあります。
ビーチクリーンは、海岸の景観改善や海洋の生態系保全につながることとともに、実際に拾っていくことで、そもそもごみを出さないようにする意識が芽生えます。
海岸に落ちているごみは、漁業活動で発生したものばかりではありません。
私たちの日常生活から出るお菓子のパッケージ・空き缶・ペットボトルなどのごみが適切に処理されなかった場合、側溝・河川を通して海に流れつきます。
ビーチクリーンを行うと、このようなごみが散乱している状況を目の当たりにするのです。
いかにして日々の生活ごみの発生を抑えることが、大切な海を守ることに繋がると気づかされます。
そのビーチクリーンに参加するには、プラットフォームを利用するのがいいと思います。
BLUE SHIP
プラスチック・スマート
海と日本PROJECT
ビーチクリーンに参加するための服装や持ち物としては、特に決まりがありません。
自身が作業しやすい服装で構いませんが、バッグは、両手が開いてゴミ拾いしやすいように、ショルダーバッグやリュックサックがベストです。
また、持ち物として必須な持ち物から、あった方がなお良いと思う物としては、タオル・飲み物・軍手・帽子・日焼け止めなどです。
そして、「ふるい」は、マイクロプラスチックを効率よく拾うことができます。
さらに、ごみ袋やトングは、主催団体が用意するケースが多く見受けられますが、団体によって対応が異なるので、参加前にはサイトや主催者へ質問するなどして、確認をしてみてください。
コメント