輝くシニア世代・人生100年時代

医療の発達、栄養状態や衛生環境の改善などによって、人生は100年時代を迎えています。
厚生労働省の資料では、日本人の平均寿命は令和元年度において「男性81.41歳」、「女性87.45歳」と発表されており、男女ともに過去最高を更新し、2050年には女性の平均寿命が90歳を超えると予測されています。

そもそも人生100年時代とは、どのようなことを指すのでしょう。
人生100年時代とは、イギリスの組織論学者であるリンダ・グラットン教授が「寿命が(100歳前後まで)今後伸びていくにあたって、国・組織・個人がライフコースの見直しを迫られている」という内容を表す言葉として著書『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)』の中で提言しました。

しかし豊かなシニア世代というと重要なのは分かりますが、あまりにも「いくらお金がいるか」「蓄えは」「資産運用」などお金の話ばかり溢れています。

そこで、当サイトでは、人生100年時代の楽しみ方をそのジャンルは置いておいて、明るく前向きに共に考え、検討し、楽しみ方のヒントとなるコンテンツを提供していこうと思っています。

さて、誰しも歳を重ねても元気でいたいものです。それを象徴する言葉として「ピンコロ(ピンピンコロリの略)」が良く使われます。

それでも、加齢に伴い心身の活力(運動・認知機能等)が低下する「フレイル」と呼ばれる状態になりがちです。
フレイルになると、例えば、風邪が原因で肺炎を発症したり、転倒して骨折から寝たきりになるなど、日常的な出来事から要介護に進行することもありますが、適切な対応を行えば、健常な状態に戻すことは十分可能だそうです。

フレイル予防には、「栄養」「運動」「社会参加」三位一体の対策を行うことが重要です。

現代のシニアの皆さんは、健康に対する意識が高く、「食事・栄養に気を配っている」「定期的に健康診断を受けている」「運動やスポーツをするようにしている」「新聞・テレビ・雑誌などで健康の情報・知識を増やすようにしている」等の割合は、他の年代と比べて、むしろ高くなっています。
そうした意識を反映して、高齢者の体力は年々向上しつつある、との調査結果もあります。

ちょっとした生活習慣の改善により、長い人生をよりアクティブに生きることができると思います。

忙しい現役生活を終えて迎えるセカンドライフは、自分のために使う時間が増えます。
シニアの趣味の活動を見てみると、2人以上の世帯の国内外の旅行費、いわゆる「パック旅行」の年間総支出額は65歳以上の高齢者が各年代の中で圧倒的にトップとなっています。さらに、園芸用植物、園芸用品やカルチャースクール等の月謝などを含む「教養的月謝」も、シニア世帯の支出金額が最も高くなっており、趣味を充実させているシニアが多いようです。

この年になったら」とか「この年だから」という悲観的な枕詞を使うことは、ありませんか。

「この年」のガイドラインは、感覚値ですが、55歳前後だそうです。
このあたりを境に、人は自身を「この年」呼ばわりするようになるようです。
自身の将来展望をやや皮肉った感じで使われますが、それは男性、女性を問わず聴かれます。

それは、本心ではないのかもしれません。
実は心に、何かをしてみたい、何かを始めてみたいという「想い」がありながらも、それを人前で話すのを憚っているだけなのかもしれません。
「あまりにも突拍子もないことなので、何を考えているのかとあきれられてしまいはしないか」
「最近一部の人が始めているようなことだから、流行に乗るようなつまらない人間だと思われはしないか」とか、そんな危惧が頭をかすめているのかもしれません。
暗黙の枠組みを超えると、冷たい目で見られるという傾向は、今も日本社会に根強く残っていますが、「波」に乗り遅れることは、人生最大の損失ではないでしょうか。

そこで、「いまさら聞けない」波や流れを暮らし・趣味のお役立ち情報をお伝えしていきます。

取り上げてほしい話題がありましたら、こっそりメッセージください。










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