6月7日 母親大会記念日

今日は何の日

今日6月7日は「母親大会記念日」です。

日本母親大会(にほんははおやたいかい)は、日本の反核平和の女性運動を基盤とした社会運動・教育問題の大会です。

1955年のこの日、女性運動家「平塚らいてう」らによる「原水爆禁止」の訴えがきっかけとなり、東京・豊島公会堂で2000人が参加して「原子戦争の危機から子どもの生命を守る母親の大会を」をテーマに第1回「日本母親大会」を開催されました。

平塚 らいてう(ひらつか らいちょう):日本の思想家、評論家、作家、フェミニスト、女性解放運動家。本名:平塚 明(ひらつか はる)。
雑誌「青鞜」を創刊した際、その創刊を祝い、自らが寄せた文章の表題『元始、女性は太陽であった』は、女性の権利獲得運動を象徴する言葉の一つとして、永く人々の記憶に残っています。

1954年、ビキニ環礁での水爆実験を行ったことをきっかけに、日本婦人団体連合会は国際民主婦人連盟に原水爆禁止を提案し、翌年年7月には世界68カ国が参加する世界母親大会がスイスのローザンヌで開催され、戦争防止・国際的相互理解・核武装、核実験反対・民族独立の尊重等を確認しました。
日本からは「河崎なつ」を団長とする代表団14人が参加しました。
これに先立ち第1回日本母親大会が開催され、「嫁をもらう、娘を片付けるなどの言い方をやめ、結婚と言おう」「主人と呼ばず夫と呼ぼう」「女だてらに、という言い方はやめよう」などと申し合わせました。この大会によって母親たちの社会活動の意欲が高まったと言われている。

河崎 なつ(かわさき なつ):日本の政治家、女性解放運動家、評論家、教師。
「母親がかわれば社会がかわる」を唱えて第二次世界大戦後の第1回参院選全国区から日本社会党公認で立候補し初当選。1期務めました。
教師として、西村伊作、与謝野夫婦(与謝野鉄幹、与謝野晶子)らと共に1921年に文化学院を創立し、自らも国語の授業を行いました。

その後もこの日というわけではありませんが、「生命を生みだす母親は、生命を育て、生命を守ることをのぞみます」のスローガンの下に、生命と暮らし、子供と教育、平和、女性の地位向上等に関する分科会や講演会等が開催される。

日本母親大会第1回から第7回までは東京で開催されていましたが、第8回に大阪で開催され、東京以外で初めての大会が行われました。
大会期間中は記念講演、教育問題・社会問題などの講座・シンポジウムなどが行われています。

ちなみに2024年第69回大会は、和歌山県にて9月28日、29日の日程で、1日目は全体会で、2日目は分科会が開催されます。
記念公演は「第五福竜丸、みんなの船~ビキニ水爆実験70年、世界のヒバクシャとともに核兵器なき地球を~」と題して、第五福竜丸展示館主任学芸員の安田和也氏により行われます。

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