災害時の便利グッズ・スマホ

防災の日 消防訓練 スマホ
防災の日 消防訓練

9月1日は「防災の日」です。
政府、地方公共団体等関係諸機関をはじめ、広く国民が台風、高潮、津波、地震等の災害についての認識を深め、これに対処する心構えを準備する」こととし制定された防災啓発デー。
毎年、この「防災の日」である9月1日を中心として様々な行事が実施されています。
また、「防災の日」を含む1週間を防災週間ともなっています。
9月1日という日付は、1923年(大正12年)9月1日に発生した関東大震災にちなんだものです。
さらには、例年、台風の襲来が多いとされる二百十日にもあたり、「災害への備えを怠らないように」との戒めも込められています。

さて異常気象のせいか、各地で自然災害が報じられる昨今ですが、災害発生時には音声通話が集中するため、スマホや携帯電話の音声通話は繋がりにくくなります
それは、各携帯会社では、消防・警察などへの緊急度の高い通話が確保できるように、通信規制が行われるからです。
政府も災害発生時はなるべく他の手段で連絡を取ることが推奨しています。
そこで災害時に通話以外に利用できる連絡手段はどのようなものがあるかなどを含め、災害時の「スマホ」の利用法をお伝えしてまいります。

通話は回線を占有してしまいますが、パケット通信は1つの回線をみんなでシェアするため、災害時に利用が推奨されています。

災害時の連絡方法「メール・SNS・通話アプリ」

防災の日 スマホ

パケット通信を利用したコミュニケーションツールには、EメールやSNS(TwitterFacebookLINEなど)、通話アプリ(Skypeなど)などがあります。
これらを利用して、連絡を取り合うことが出来ます。
熊本地震では、無料通話アプリでもある「LINE(ライン)」が連絡手段に最も活用されたそうです。
「LINE(ライン)」は家族のグループトークを作れたり、既読機能GPS機能(位置情報)があるため、安否確認が取りやすいのです。
スマホですとこのようなツールが利用できるようになります。

災害時の連絡方法(災害用伝言ダイヤル「171」)

防災の日 伝言ダイヤル

ダイヤル「171」は、災害時に提供が開始される災害用伝言ダイヤルです。固定電話だけでなく携帯電話や公衆電話などからも利用でき、「声の録音と再生」が行えます。

声の録音は「171」→「1」→電話番号を入力(固定電話は市外局番から入力)
声の再生は「171」→「2」→電話番号を入力(固定電話は市外局番から入力)
と、覚えておきましょう。

災害時の連絡方法「公衆無線LANサービス「00000JAPAN」(災害用統一SSID)」

大規模な地震や津波・台風などの風水害の被害に見舞われた際、停電が発生しインターネットが利用できなくなる恐れがあります。
災害用統一SSID 00000JAPAN(ファイブゼロジャパン)」は、災害時に被災地で無料で開放される公衆無線LANサービスで、携帯やPCさえあれば誰でも利用できます
使い方は簡単で、設定画面で「Wi-Fi設定をON」にし、ネットワーク選択で「00000JAPAN」を選ぶだけです。
注意したいのが、暗号化通信になっていないため、セキュリティ面が不安です。個人情報(ログイン用のID・パスワードやクレジットカード情報など)の入力が必要なサイトの利用は避けましょう

災害時の連絡方法「公衆電話」

防災の日 公衆電話

災害時の通話は、携帯電話よりも公衆電話の方が比較的つながりやすいです。また、災害時は携帯電話や固定電話に通信規制がかかるため、必要と判断された場合には公衆電話を無料で利用できるようになります
無料になると、受話器を上げて受話口からツーと発信音が聞こえるディジタル公衆電話(グレーまたは緑色)であれば、電話番号を押すだけでそのまま通話ができるようになります。
受話器を上げても発信音が聞こえないアナログ公衆電話(緑色)は、先に硬貨(10円玉、100円玉のみ)やテレフォンカードを入れる必要がありますが、通話後に返却されます。
※停電中はテレフォンカードは使用できません
公衆電話は、一般的に駅構内・大通り沿い・市役所・ホテル・公共施設などに設置されていることが多いです。
いざという時に備えて、自宅周辺のどこに公衆電話が設置されているのか、また使用方法についても確認しておきましょう

結詞

被災者にはなりたくはありませんが、残念ながら、災害に絶対に合わないことは不可能です。
万が一被災してしまった時のことも考え、常日頃からの心構えや準備は大切です。
その第一歩として、スマホの充電は気を付けておきたいものです。

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