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蚯蚓出 みみずいずる 歳時記
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蚯蚓出 みみずいずる

日中の気温もだんだん上昇して、汗ばむ日も出てきました。
七十二候は11日より立夏の次候、自然の鍬(くわ)とも呼ばれる「蚯蚓出(みみずいずる)」となります。また8日は「母の日」を迎えました。
「母の日」の記事は分離してアップいたしましたので、ご覧ください。

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蚯蚓出(みみずいずる)

七十二候は11日より立夏の次候「蚯蚓出(みみずいずる)」と移ります。
冬の間、冬眠していたミミズが地上に這い出して来る頃という意味です。
梅雨入りした沖縄を除けば、一年中で最も爽やかな気候となり、吹く風も清々しく感じられます。
この時期に吹く風に前回も書きましたが「薫風」という初夏の香りが感じられるような風が吹き渡りますが、もう一つ「青嵐」という風もあります。
薫風よりもう少し強い風ですが、それでも爽やかであることに変わりはありません。
この青嵐、俳句の世界では「あおあらし」と読ませるのが通常ですが、力強い爽やかさとキレを感じさせるため、詩の世界ではあえて「セイラン」と読ませることもあるそうです。

蚯蚓出 みみずいずる

さて七十二候の蚯蚓きゅういん・みみず)はあまり好かれないことが多い生き物ですが、みみずの名の由来の一つに、「目不見(めみず)」が転じて「みみず」になったという説があります。実際に目がなく光を感知する視細胞を体表に持って行動しているそうです。
みみずは、明るいところを好まず、地中で過ごすことがほとんどです。しかしながら冒頭にも書きましたように、「自然の鍬(くわ)」とも呼ばれ、作物を育てることにはとても重要な役割を担っている生き物です。

自然の鍬(くわ)

みみずが地中をはい回ることによって、冬の間手が加えられず、その上乾燥のため固くなってしまった土地を耕してくれます
その際、土や微生物、落ち葉などを食べ必要な栄養を摂りながら、窒素やリンなどを多く含む糞が排泄されます。
その上みみずがはい回った地中ではその通り道に空洞を作り空気の通りが良く、水はけも良い作物にとって最良の土壌を作ってくれます
さらには、その死骸にもみみずの体そのものに多くのリン酸や窒素が含まれているため、死してなお畑の肥料となってくれます。
正しく「自然の鍬」そのものです。

ゴーヤーの日

ゴーヤー

5月8日は、「ゴー(5)ヤー(8)」と読む語呂合わせから「ゴーヤーの日」です。
5月からゴーヤーの出荷量が増える事から、沖縄県とJA全農(全国農業協同組合連合会)沖縄経済連が1997年に制定しました。

「ゴーヤー」は沖縄の方言で「苦いウリ」を意味していますが、標準和名は「ツルレイシ」と言います。
イボに覆われた果実の外観と、完熟すると甘くなることからムクロジ科の果樹であるレイシ(ライチ)に似ていることに由来するそうです。しかし果肉が苦いため「ニガウリ」とも呼びます。
そのほかにも九州・南西諸島各地に地方名があります。
沖縄県でも沖縄本島では「ゴーヤー」、宮古地方では「ゴーラ」、八重山列島では「ゴーヤ」と呼んでいます。
また九州では「ニガゴリ」又は「ニガゴーリ」と呼ぶ地域もあるほか、奄美大島では「ニギャグリ」や「トーグリ」、鹿児島県本土、宮崎県南部では「ニガゴイ」と呼ばれ、長崎県諫早地方では「ニガゴイ」とともに「ニガウイ」という名前です。

ゴーヤーチャンプルーをはじめとする沖縄料理の食材として広く知られるようになりましたが、様々な呼び名があるように、その料理も地方色豊かで、炒め物、揚げ物、和え物などの料理に使われています。

ゴーヤーチャンプルー

薩摩料理、奄美料理をはじめとする南九州の郷土料理にもたくさん使われ、九州ではおひたしや和え物でよく食べられるほか、鶏肉やキャベツと炒めたり、揚げて天ぷらやチップスにも利用されています。
また奄美地方では蘇鉄味噌や粒味噌を使った炒め物や和え物もよく食べられています。
さらに大分県や熊本県には、ナスとニガウリを炒め、水溶き小麦粉でとろみをつけた「こねり」という料理が伝わっています。

その他にも種や綿ごと実を薄切りにし、乾燥後、焙煎し細かく砕いたものも、ゴーヤー茶として沖縄県で販売されています。

そのゴーヤーの栄養ですが、ミネラル、ビタミンが豊富で低カロリーです。
加熱しても壊れにくいビタミンCがたっぷり含まれていて、老化を早める要因とされる活性酸素の発生を抑制する働きや、慢性疲労の軽減、消化不良や貧血の改善などに効果があるそうです。
そしてゴーヤーの特徴でもある「苦み」の元はモモルデシンという成分で、胃腸を刺激して食欲を増進させる働きがあり、夏バテや夏風邪予防によい健康野菜です。
さらには、カリウムが豊富で発汗作用があり、身体から熱を取る働きもあります。
まさにこれからのシーズンにはうってつけの食材と言えるでしょう。

結詞

新型コロナウィルスにも負けずに頑張っていらっしゃる皆さん、これも生きているのではなく、母のみならずいろんな方々の愛情に支えられ生かされているという感謝を忘れずに日々を過ごしていきたいものです。

竹笋生 たけのこしょうず

早いもので16日からは立夏の末候「竹笋生 (たけのこしょうず)」と移ります。新型コロナウィルス禍のため手酷く叩かれた日本経済も新型コロナウィルス禍が収束した暁には、タケノコの成長のようにスピード感を伴いながら回復していってもらいたいものです。

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