いよいよ冬本番。二十四節気は「小寒」そして七十二候は「芹乃栄(せりすなわちさかう)」

年賀 賀詞 歳時記
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年賀 賀詞

皆さん、明けましておめでとうございます
本年も拙いブログではありますが、よろしくお付き合いのほどお願い申し上げます。
2021年、読者の皆様のご多幸とご健勝を心よりお祈り申し上げます。

さて年も改まり、5日より二十四節気は「小寒」そして七十二候は「芹乃栄(せりすなわちさかう)」と移ってまいります。

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小寒(しょうかん)

小寒 しょうかん

5日より2021年最初の二十四節気は池や湖の氷もしっかりと厚さを増して、最も寒い本格的な冬の始まりを示す「小寒」となります。
この日より「寒の入り」となり、「大寒」を経て「春分」までのおよそ一か月間が「寒中」「寒の内」と呼ばれています。

この時期には、この寒さを利用して寒餅凍み豆腐寒天などが盛んに作られます。
また寒稽古寒中水泳などのニュースも耳にするようになります。

芹乃栄(せりすなわちさかう)

芹乃栄 せりすなわちさかう

七十二候も小寒の初候「芹乃栄(せりすなわちさかう)」となり、芹が群れを成して生える頃という意味です。

この「春の七草」のひとつの「芹」ですが、まるで競い合う(競り)ように群生することが名前の由来となっています。また別名「白根草(シロネグサ)」とも呼ばれています。

芹は胃や肝臓の機能を高めたり血液中の老廃物やコレステロールを排出する効果が高いβカロテンやビタミンB12、ビタミンC、カルシウム、鉄分だどが栄養成分として含まれています。また芹の香りの中には体温を上げたり発汗を促す作用のある成分も含まれている滋養に富んだ食材です。

きりたんぽ鍋

きりたんぽ鍋

秋田県の冬のグルメといえば「しょっつる鍋」「だまっこ鍋」と並んで有名なのが秋田県の北部が発祥という説が有力な「きりたんぽ鍋」です。

その具材の基本はゴボウ・鶏肉・マイタケ・ネギ・しらたき・芹・きりたんぽ」ですが、主役のきりたんぽ以外では「芹」はその根っこまでシャキシャキしていて美味しいと外せない食材となっています。
とりわけ秋田県湯沢市三関地区で生産される「三関せり」は東鳥海山から雄物川に向って広がる扇状地に滾々と湧き出る伏流水によって育まれた芹は絶品です。

ちなみに主役の「きりたんぽ」ですが、つぶした米を秋田杉の棒に巻き付けて焼いたものが槍の刃の部分のカバーに似ていることからその名の「たんぽ」と呼ばれました。その「たんぽ」を切って鍋に入れることから「きり(切り)たんぽ」と言われています。

七日正月

1月7日は「人日(じんじつ)の節句といって五節句(人日・上巳・端午・七夕・重陽)の内の最初の節句です。また正月七日を「七日正月」と言って、お祝いにその朝に七種の野草の入った粥を食べる風習が多くの地域で残っています。

そして、正月の六日の夜から七日の朝にかけては「六日年越し」とか「六日年取り」として、元日からずっと続いてきた正月行事が終わり、「松の内」の最後の日として祝われてきました。この日に正月の松飾りをはずす地方もあります。(*他に6日夜、15日、20日のところもあります。)

七草・七草粥

七草粥

「七日正月」のお祝いとして、その一年の無病息災を願って春の七草や餅などを具材とする塩味の七草粥を食べます。

春の七草

ちなみに「春の七草」はセリ(芹)・ナズナ(ぺんぺん草)・ゴギョウ(ハハコグサ・母子草)・ハコベラ(はこべ)・ホトケノザ(コオニタビラコ・小鬼田平子・キク科)・スズナ(カブ)・スズシロ(ダイコン)の七種です。
七草粥のことは「風物詩・七草粥」にも書いておりますのでご一読ください。

鬼火焚き(どんど焼き)

鬼火焚き どんど焼き

どんど焼きは、一般的には小正月の1月14日の夜から15日の朝にかけて行われますが、刈り取った跡の田や最近では広場などに長い竹を組んで立て、そこでその年飾った門松やしめ飾り、書き初めで書いた物を持ち寄って焼く行事ですが、九州では鬼火焚き・おねび焼き・ほっけんぎょう・おねっこ等と呼ばれ、6日から7日にかけて行われるところも多いようです。

この火で、おいでになった「年神様」をお送りしますが、この「どんど焼き(鬼火焚き)」の起源や由来、何を焼くかなどは「風物詩左義長」のカテゴリー記事にて詳しく書いて13日にアップいたしますので、よろしければご参照ください。

寒中見舞い

寒中見舞い

この時期、「寒中見舞い」と書かれた便りを出されたり、受け取られたりする方も多くおられると思います。

最近では年賀状を出せなかった方に年頭のご挨拶を兼ねて「寒中見舞い」を出される方も多くなりましたが、本来は「暑中見舞い」と同様に気候の厳しい時期に相手を気遣う挨拶状というのを目的としています。

しかしこの時期ですので、自分や相手が喪中の時や、年賀状を送る時期を逸してしまった場合、年賀状の返事をうっかりと遅くなってしまった場合や喪中と知らずに年賀状をいただいた相手に対してこちらの近況を知らせると同時に相手の安否を確認する挨拶状としても利用されると良いと思います。

出す時期としては、松の内が明けて「寒の内」に出すのがマナーです。
それでも立春過ぎまで遅れてしまった場合などは遅くも2月中旬までには送りたいものです。ただし、その際は「寒中見舞い」ではなく「余寒見舞い」となりますのでご注意ください。

結詞

昨年は新型コロナウィルスに明け暮れた一年でした。今年も未だ影響は残っていますが、延期されたオリンピック・パラリンピックイヤーでもあり、またワクチンの接種も期待されますので、希望をもって頑張っていきましょう。

水泉動 みずあたたかをふくむ

なかなか正月気分が抜けませんが、暦は小寒の次候の七十二候「水泉動(みずあたたかをふくむ)」と進んでいきます。

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