この時期の旬の野菜「白菜・長崎白菜(唐人菜)」

白菜 ご当地グルメ

暦も立冬から小雪に移り、朝晩の冷え込みも感じられるようになり、そろそろ鍋物も恋しくなる季節ですね。
その主役と言えば、何と言っても「白菜」ではないでしょうか。

スポンサーリンク

白菜の旬

白菜

3~5月・春白菜、6~10月・夏白菜そして11~2月・秋冬白菜と年中店頭に並んでいますが、やはり旬と言えば「冬」です。
木枯らしが吹き始め、霜に当たるとその甘さが増し美味しくなります。

白菜の保存法

買い物の行き返り荷物にはなりますが、丸ごと一玉買われることをお勧めします。

その際の保存方法は、新聞紙に包み冷暗所に立てて保存してください。
この「立てて」というのが大切で、横に置くと白菜自身の重みで水分が逸出し腐りやすくなってしまうからなのです。

この保存方法ですと、概ね半月、冬場ですと3週間~一か月近く長持ちします。

またカットした白菜の場合は、ラップに包んで冷蔵庫の野菜室に保存して出来る限り早く食べきってしまうようにしてください。
その際、内側の葉から食べるようにすると最後まで美味しくいただけます。

白菜って栄養あるの?

白菜自体そのほとんどは水分で栄養価は決して高い食材とは言えませんが、含まれている栄養素の中にはビタミンC・ビタミンK・鉄・マグネシウム・カリウム・カルシウム・葉酸・亜鉛・イソチオシアネートなどが含まれています。

それぞれの機能はここでは割愛しますが、栄養素の中の「イソチオシアネート」は最近の研究でガン予防に効果があると指摘されています。

このように白菜は低カロリーでありながら、比較的リーズナブルな価格が安定していてお財布にも優しい食材です。
さらにその低カロリーさがダイエットにももってこいと言えそうです。

長崎白菜(唐人菜)

唐人菜 長崎白菜

九州にも伝統野菜として「長崎白菜(唐人菜)」という白菜があります。
葉を巻かないので、普通の白菜より柔らかく風味豊かな白菜です。
300年以上前に伝来したといわれるものを品種改良もせず生産農家の方々が病気などの管理とともにその種子もしっかり保存され、ご苦労を重ねながら丹精込めて守り続けておられます。
この長崎白菜(唐人菜)、鍋物おひたし漬物などにも用いられますが、とりわけ長崎の「具雑煮」には欠かせない食材です。

具雑煮 長崎 郷土料理

長崎の雑煮は「具雑煮」といって、大根・いりこ・干しナマコ・ブリの塩身・鶏肉・かまぼこ・椎茸・人参・ぎんなん・高野豆腐・くわいなど具沢山の雑煮として有名です。
このようなその地域を感じさせてくれる料理やその食材などは大切に守っていきたいものです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました