シニアのためのカメラ・写真入門~スマホのカメラ機能を使って

シニアの写真入門

シニア世代のスマートフォン所有率は上昇傾向が続いています。
スマホならば高画質の写真を簡単にネット上に上げることが出来て便利です。
しかもそのカメラ機能の性能は、目を見張るものがあります。
一眼レフカメラやミラーレス一眼カメラを買おうと思ったら数万~数十万は掛かりますが、スマホなら最近では結構な人が持っていると思いますので、初期費用ゼロで始められる手軽さがあります。
せっかくスマホをお持ちなら、そんなスマホのカメラ機能を使わないのは「宝の持ち腐れ」です。

その上、スマホで撮った写真はコンビニで簡単にしかも安く(1枚30円程度)でL判(普通の写真サイズ)だとプリントすることもできます。
もちろんパソコンやプリンターは必須でアイテムではないということです。

そこでそのスマホのカメラ機能を使って「趣味の写真」をスタートしてみたらいかがでしょうか。

スマホのカメラのシャッターを切る前に

いかに簡単でも、ちょっとだけ前準備をしておきましょう。

グリッド表示をさせておきましょう

グリッド表示をすると画面に縦横の線が引かれて、被写体を収める位置の目安になります。
構図のポイントはスマホもデジカメと変わらないので、表示しておくと便利です。

iPhoneでは「設定」アプリから写真とカメラと進んで、グリッドにオンにすればグリッド線が表示できる

Android カメラを起動して画面右上のmenu→グリッド表示

*「構図」については別記事で公開します。

フラッシュはできるだけオフにしておきます

スマホカメラのフラッシュは光が強すぎる場合は多いのでフラッシュ撮影を行うとヘンに映っちゃう可能性が高いです。
どうしてもフラッシュに頼らざるを得ない状況以外では、基本的にフラッシュ機能はオフにして、他の明かりを使って撮影することをオススメします。

iPhoneではカメラを起動して、画面左上の「稲妻」マークをタップして「稲妻」マークに斜線\が入ればフラッシュOFF
Android カメラを起動して画面右上のmenu→「フラッシュ」

レンズの汚れを取る

さぁこれでシャッターを切るぞ!
ちょっと待ってください。
スマホを使っていると指でレンズを触ってしまい、皮脂が付着して汚れやすいものです。
レンズが汚れていれば当然、画像がぼやけてしまいきれいに撮れないので、事前に拭いておきましょう

失敗しないスマホの持ち方と撮り方

スマホ写真の失敗例のほとんどが手ブレです。
これらは持ち方で改善できるかもしれませんよ。

基本の構え方

写真がブレてしまう理由で一番に考えられるのは、スマホを持つ手が安定していないことです。
持ち方はさまざまですが、両手と両指でスマホを持つと安定します。
さらに脇をしめるのが最大のポイント。
また食べ物や置物などの「物撮り」の際には、どこかに肘をついて固定してもいいと思います。

さらに絶対ブラしたくない!という方は、セルフタイマーを使うのも一つの方法です。
シャッターボタンのタップでスマホが動いてブレが生じるのなら、シャッターをセルフタイマーで切り、その瞬間にじっとスマホを固定しておけばいいのです。

iPhoneではカメラを起動して、画面上の「時計」マークをタップして「オフ」「3秒」「10秒」を選びます

iPhoneX以降の場合は、画面上部の「Λ」 をタップするとファインダー下にいろんなマークが出てきますので、その中から「時計」マークをタップして「オフ」「3秒」「10秒」を選びます。

見当たらない場合は、そのマークのところを指で押した状態のまま、上下左右にスライドさせるとその他のマークも出てきます。

Android カメラを起動して画面右上のmenu→「タイマー」

自撮りの場合はこう持つ

若者達が良くやっている自分で自分を撮る(自撮り)をする場合は、なるべく腕を遠くに伸ばせてスマホも固定できる、おすすめの持ち方を下に載せておきます。
中指と薬指の2本で背面を支え、前面は人差し指と小指で挟みます。親指でシャッターボタンを押しましょう。

基本中の基本、ズームのやり方

まずは、ズームの方法から紹介します。
カメラを起動したら、ピンチ(画面に触れたまま、二本の指を広げたり狭めたりする動作)という動作を画面上で行いましょう
指を広げると拡大され、狭めると縮小されます。iPhoneの場合、この動作をすると、画面下にズームバーが表示されますから、それを左右に動かすことでもズームイン・アウトが可能です。
ただズームインすればするほど、ブレ易くなりますので、ご注意を

撮りたいものにタップしてピントを合わせる

シャッターボタンを押す前にピント調節をするのですが、基本的にスマホ側が自動的にピント調節をおこなってくれます。
ですが、撮影タイミングによっては、ピントが合ってない状態で撮影されることもあるので、撮影アングルが決まったら手動でピントを調節することをオススメします。
その方法はピントを合わせたいところをタップするだけでOKです。
あとはスマホ側が自動的にやってくれるので調節が終わるまで待ちましょう。

シャッターボタンをタップするときはゆっくり(長くではない)

さぁ、シャッターを押しましょう。
ただシャッターボタンを押すときに力を入れてしまうと、写真がブレてしまうことがあります。
ここはスマホが揺れてしまわないようにそっとシャッターボタンを押してあげましょう

まとめ

いろんなものに出会って、いろんなものを経験して、気付かせてくれて、写真って人を成長させてくれます。

それが写真のいいところです。
特に時間に余裕が少しできたシニア世代には一番写真を撮ってほしいです。

写真は「上手くなくても」「いい写真じゃなくても」いいのです。
要はいかに「楽しさ」をキープするかという話なので、肩肘張らずに、気軽にいきましょう
プロのカメラマンもたくさん撮って、そのなかでいちばんいいショットを選んでいます。
いい写真は一発ではなかなか撮れません。 下手でも気にせずに、とにかくたくさん撮ってください

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