九州八十八ヶ所百八霊場第四十六番札所 紫雲山 峰浄寺

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九州八十八ヶ所百八霊場第四十六番札所 紫雲山 峰浄寺 九州八十八ヶ所百八霊場
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九州八十八ヶ所百八霊場第四十六番札所 紫雲山 峰浄寺

峰浄寺の境内に足を踏み入れると、坂村真民先生の「念ずれば花ひらく」の真言碑と大きな修行大師さまが優しく出迎えてくれます。
また、本堂奥には緑の散策路が広がり、八十八ヶ所の札所があり、入口には十二支えと地蔵、水子地蔵、弁財天堂、紺髪観音、子安観音などあり四季折々の花が咲き、親子や若い人たちのお参りが絶えない峰浄寺です。

九州八十八か所百八霊場~九州を周る「心巡り」の旅~より

『概略』

紫雲山 峰浄寺
(御朱印)

創建

昭和17年(1942年) 小島浄光尼

宗派

高野山真言宗

ご本尊

聖観音立像
(お御影)

ご真言

おん あろりきゃ そわか

聖観音について

別名、観音菩薩(かんのんぼさつ)とも呼ばれ、人々を常に観ていて救いの声(音)があれば瞬く間に救済する、という意味からこの名が付けられ日本でも多く信仰されました。
六観音の一つに数えられ、地獄道に迷う人々を救うとされています。
苦しんでいる者を救う時に千手観音や十一面観音などの六観音や三十三観音など、様々な姿に身を変えて救いの手を差し伸べます。
それら変化観音と区別するために変化観音に対して、変化しない観音をいい、また一番もとの観音(本来の姿の観音)という意味で、聖(しょう)観音と呼ばれるようになりました。
単独で祀られることも多いのですが、阿弥陀如来の左脇侍として勢至菩薩と共に三尊で並ぶこともあります。
ちなみに般若心経は観音菩薩の功徳を説いたものです。

住所・連絡先

鹿児島県薩摩郡さつま町虎居2227 TEL 0996-53-1435
(地図)

アクセス

JR鹿児島本線鹿児島駅からJR虎居下車、徒歩10分。
川内か国道267号線、宮之城の町中を通って、寺標をさらに北上、ちくりんみそを左折する。
境内周辺に駐車場あり。

ご詠歌

諸人の よろずの悩み 救うなり 恵みも深き 峰浄の寺

地域の人々に溶け込む開かれたお寺(第四十六番 峰浄寺)

山里といった長閑な雰囲気の中に峰浄寺の伽藍を構えています。
到着してまず驚かされるのはその駐車場です。200台は裕に駐車出来そうな広さです。それだけ参拝者の絶えない開かれたお寺であることの証左でしょう。

また境内の庭木の手入れも行き届き、とても清々しく気持ちのいいものでした。

参道を進むと正面に屋根の勾配はかなりきつく、高さも非常に高い入母屋造の本堂とその手前に修行大師の像が参拝者を迎えてくれます。

九州八十八ヶ所百八霊場第四十六番札所 紫雲山 峰浄寺

本堂にはご本尊である金色の聖観音立像をはじめ不動尊、弘法大師などが奉安されています。

一見したところ境内はこの本堂までのように感じられますが左へ回り込むと裏手に散策路が広がっていて、十三仏なども安置されている弁天堂、女性の黒髪を守る碧髪観音堂や入母屋造に唐破風の向拝をつけた大師堂などの諸堂の他、四国八十八ヶ所の石仏がすらりと配されていました。

大師堂の後ろには九州最大の修行大師像が立っています。

また大師堂の前には稚児大師や夢不動のほかに「十二支えと地蔵」も居並び、穏やかながら濃密な仏教空間が形成されています。

南無大師遍照金剛

散策路には、サツキやシャクナゲなど季節ごとに咲く花木も植えられていて、ここをゆっくりと散策するだけでも悩みも晴れてきそうでした。

九州八十八ヶ所百八霊場第四十七番札所 指宿高野山 光明寺

次回は九州八十八ヶ所百八霊場第四十七番札所「指宿高野山 光明寺」をお伝えします。

願ねがわくは
この功徳くどくをもってあまねく一切いっさいに及およぼし
われらと衆生しゅうじょうと
みなともに仏道ぶつどうを成じょうぜんことを 合掌

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