お遍路旅のきっかけ

南岳山 東長寺遍路全般

平成20年も暮れようとしていたとある日、何気にブログネタにでもと思い、師走の福岡市内をブラブラしながら市内の名所・旧跡を写真に収めていくことにしました。
そこでまずは市内でも有名な東長寺へ・・・
特段の信仰心などがない私ではありますが、実家の法事などの際にお寺に伺い、本堂にてお経を聴いていると何故か心が癒され安らぐの感じた程度の人間ですので、その日も観光気分で本堂右手の建物の大仏さんを拝観しに行きました。
以前より両親が旅行の度に旅先の名刹・古刹を訪ねご朱印をいただいていたのは知っていました。母は
「これは死んだときの極楽へのパスポートになるんだよ」と言っていたのを覚えていました。
その日大仏を拝観し、お守りでも思い、販売(授与)しているところを何気なく見ていると御朱印帳が置かれているのが眼に入りました。
私も旅行などに出かけたときにお寺や神社を訪ねることも結構あるので一冊持っていてその度にいただいてもいいかなぁ、と思い求めることにしたのです。
授与所の女性が
「冒頭に当寺のご朱印がすでに押してありますがよろしいですか?」と
もちろん願ったり叶ったりなので東長寺のご朱印が押してある御朱印帳を買うことにしました。
もちろん東長寺さんが九州八十八所百八霊場の打ち始めの第一番札所であろうことなど知る由もありませんでした。
帰宅後、ゆっくりとその御朱印帳を見返すと
福岡大仏お釈迦様のご朱印と東長寺のご本尊である十一面千手観音様のご朱印のふたつのご朱印が押されてありました。
そのご本尊のご朱印のところに「九州八十八ヶ所霊場(当時)第一番札所の印も…
思えば父が人生80年を全うして、この年他界したこと。
父には孝行の欠片も出来ず、否、それ以上に親不孝の連続でした。
そんな別れの中、少しでも我が身の罪滅ぼしにと、九州八十八ヶ所霊場を巡ってみようと思い立ちました。
西国三十三所や四国八十八箇所などはつとに有名ですが、九州にも弘法大師ゆかりの八十八所巡拝と言うものがあったのです。
九州7県に跨り、広大な範囲に点在するお寺巡りは、一朝一夕には達成出来ないのは覚悟の上、少しでも時間をみつけて巡拝を続けていきたいと不思議と強く感じました。
お遍路の作法も何も知らず分からずの状態で始めた遍路旅、その道中の中少しずつ勉強をしながらの旅路となりましたが、これも何かの切っ掛けというかお導きだろうとスタートしました。

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