
今日5月18日は国際親善デーです。
1899年(明治32年)のこの日、ロシア皇帝ニコライ2世の提唱でオランダ・ハーグで第1回平和会議が開催された。

日本を含む26ヵ国が参加し、「国際紛争平和的処理条約」や「陸戦の法規慣例に関する条約」などが結ばれました。
これを記念して1922年(大正11年)に制定されました。
日本では1931年(昭和6年)から実施されていました。
国際交流を通して平和を実現することが目的です。
ただこの記念日は、どの団体・機関が記念日を制定したかは定かではありません。
また、現在の日本において、この日にイベントなどの行事は開催されていないようです。
ハーグ条約

ハーグ条約は、戦時国際法の成文化を行った一連の条約及び宣言で構成されています。
オランダのハーグで開かれた万国平和会議において交渉がなされました。
国際紛争平和的処理条約

ハーグ条約の一つで、国際紛争の平和的解決を包括的に規定した条約で、1899年・1907年の二度にわたって開かれたハーグ平和会議は、ハーグ陸戦条約(後述)などの採択により戦時国際法の成文化を実現した一方で、紛争の平和的解決の分野ではこの条約をもたらしました。
この条約は、それ以前から国際紛争解決のため行われていた周旋・居中調停(仲介)・仲裁裁判の手続を整備するとともに、事実問題の調査を行う国際審査の制度を定めました。
また、仲裁裁判の利用を容易にするため、この条約によりハーグに常設仲裁裁判所が創設されました。
その後、一般的な司法裁判所として1921年に国際連盟により常設国際司法裁判所が設置され、次いで第二次世界大戦後、国際連合の一機関として国際司法裁判所が発足したことにより、今日では常設仲裁裁判所が利用されることはほとんどなくなっています。
陸戦の法規慣例に関する条約(ハーグ陸戦条約)
ハーグ陸戦条約は、1899年にオランダ・ハーグで開かれた第1回万国平和会議において採択された「陸戦ノ法規慣例ニ関スル条約並びに同附属書 陸戦ノ法規慣例ニ関スル規則」のことです。
戦時国際法に関するハーグ条約の一つであり、1907年の第2回万国平和会議やジュネーヴ条約等で改定・拡張され、今日に至っています。
ハーグ陸戦協定、ハーグ陸戦法規などとも言われます。

交戦者の定義や、宣戦布告、戦闘員・非戦闘員の定義、捕虜・傷病者の扱い、使用してはならない戦術、降服・休戦などが規定されていますが、現在では各分野においてより細かな別の条約にその役割を譲っているものも多くあります。
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