2月12日 ダーウィンの日

今日は何の日

今日2月12日はダーウィンの日です。

1859年に『種の起源』を著したイギリスの自然科学者であるチャールズ・ダーウィンの誕生日です。
ダーウィンは、1809年2月12日にイングランドのシュロップシャー州シュルーズベリーにて、裕福な医師で投資家だった父ロバート・ダーウィンと母スザンナ・ダーウィンの間に、6人兄弟の5番目の子供(次男)として生まれました。
子供のころから博物学的趣味を好み、8歳のときには植物・貝殻・鉱物の収集を行っていました。
父ロバートは博物学に興味はありませんでしたが、園芸が趣味だったため幼少のダーウィンは自分の小さな庭を与えられていました。

ダーウィンは、卓越した地質学者・生物学者で、種の形成理論を構築しました。全ての生物種が共通の祖先から長い時間をかけて、彼が自然選択自然淘汰)と呼んだプロセスを通して進化したことを明らかにしました。
進化の事実は存命中に科学界と一般大衆に受け入れられた一方で、自然選択の理論が進化の主要な原動力と見なされるようになったのは1930年代であり、自然選択説は現在でも進化生物学の基盤の一つです。

進化論の提唱の功績から今日では生物学者と一般的に見なされる傾向にありますが、自身は存命中に地質学者を名乗っていて、現代の学会でも地質学者であるという認識が確立しています。

ダーウィンの卓越性は認められ、19世紀のイギリスにおいて王族以外で国葬が執り行われた5人のうちの一人となりました。
ウェストミンスター寺院で、天文学者・数学者であるジョン・ハーシェルと物理学者・数学者であるアイザック・ニュートンの隣に埋葬されています。

2009年(平成21年)、ダーウィンの誕生200周年と『種の起源』出版150周年記念で、「ダーウィン展」などの催しが世界中で行われました。
また、『種の起源』の初版が刊行された11月24日は「進化の日」(Evolution Day)となっています。

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