
今日1月22日はカレーライスの日・カレーの日です。
1982年(昭和57年)のこの日、学校給食創立35周年を記念して、全国学校栄養士協議会が学校給食試食会を実施し、全国の小中学校の児童約800万人にカレーライスの給食が出されました。
そしてこの日を「全国一斉献立カレーライスの日」としました。
1976年(昭和51年)に正式導入された米飯給食の普及にも大いに貢献し、不動の国民食としての地位を獲得しました。

また、カレーを製造する事業者の全国団体である全日本カレー工業協同組合が、国民食と言われるまでに普及したカレーのより一層の普及拡大により、健康で豊かな消費生活の実現に寄与することが目的に、この日を「カレーの日」に制定しました。
この日にはプレゼントキャンペーンなどのイベントが実施される。

カレーと深い関わりを持つ記念日は、1月22日だけではありません。

変わり種のカレーの日の代表格といえるのが、「レトルトカレーの日」と「ボンカレーの日」です。
1968年、世界で初めて発売された市販のレトルトカレーであるボンカレーの発売日が2月12日だったことから、この日をレトルトカレーの日・ボンカレーの日としました。
そして3月2日は「ご当地レトルトカレーの日」という記念日もあります。
ご当地レトルトカレーの日は、ご当地レトルトカレー協会が制定した記念日で、447都道府県のレトルトカレーを通して地域の魅力を発信し、地域の活性化を図る目的に制定されました。
この他にも「スープカレーの日(7月22日)」「北本トマトカレーの日(8月21日)」「ごめんなさいカレーの日(10月3日)」など、ユニークなカレーの日がいくつもあります。

ちなみに「ごめんなさいカレーの日」は、この記念日は、「土下座」という日本特有のお詫びのポーズからインスピレーションを受けて制定されました。
その日付は「10(土)3(下座)」の語呂合わせから選ばれていて、お詫びの気持ちを込めたカレーを通じて、人と人との絆を深めるという意味合いが込められています。
山口県美祢市にある株式会社楽喜は、この記念日を通じて自社の名物商品「山口さんちのごめんなさいカレー」のPRしました。
このカレーは、なんと山口県出身者や姓が山口の人にしか購入できないというユニークな販売方法で話題を集めました。
さらに、カレーに関連する記念日はまだまだあります。
たとえば6月2日は「横浜カレー記念日」です。
カレーの伝来を記念して定められた記念日で、全国のカレー店の味が一つの場所で楽しめる、横濱カレーミュージアム(現在は閉館)により制定されました。

そして、10日後の6月12日は「恋と革命のインドカリーの日」です。
「純印度式カリー」の発売にちなんで老舗レストラン新宿中村屋が制定した記念日で、日本に亡命してきた独立運動家ラス・ビハリ・ボースと、彼を支えた中村屋創業家夫妻の長女俊子との絆にあやかって命名されました。

この他にも「福神漬の日(7月29日)」「カレーうどんの日(8月2日)」「カレー南蛮の日(12月1日)」など、一風変わった記念日が多数存在します。
このように、その記念日の多さから見ても、いかに「カレー」が日本の国民食として定着しているかが、垣間見られるような気がします。
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