今日1月8日は「正月事納め」の日です。

「正月事納め」は「松の内」または「注連(しめ)の内」の期間に飾られた神の依代であった門松や聖域であることを示す注連縄(しめなわ)の飾りを取り外す日です。
このことによって、家を聖域から普段の生活の場に戻すという意味もあります。
「松の内」「注連の内」はかつては1月1日の「元日」から1月15日までとされていましたが、現在は地域によって異なりますが、1月7日までとするところが多く、関東や東北、九州地方では1月7日、関西では1月15日までとする地域が多いようです。

また正月飾りを片付ける時期は、一部地域では7日または8日の早朝というところもありますし、地域の神社や寺院で行うお焚き上げの日程に合わせて片付ける家庭が増えていますし、沖縄では旧正月の正月飾りを燃えるゴミとして片付ける家庭も多いでしょう。
基本的には、7日から15日まで、その家庭や地域の習わしに従えば構わないでしょう。
そして、正月飾りを処分する際は、地域によって処分方法のルールが異なることがあるので、お住まいの地域での決まりがあれば守るようにしてください。
これに対して、正月を迎える準備を始めるのは「正月事始め」で、かつては旧暦12月13日、現在は新暦12月13日に行われます。「煤(すす)払い」や、門松などに用いる松を山から切ってくる「松迎え」などの正月の準備にとりかかる日です。
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