
今日12月5日は「国際ボランティア・デー」です。
1985年(昭和60年)12月の国連総会により制定。国際デーの一つです。
ボランティア団体や個人がボランティア活動を推進し、各国政府によるボランティア活動の支援を促し、地域、国、国際レベルでの持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けたボランティアの貢献を評価する機会となっています。
そして、世界中の経済と社会開発の推進のため、ボランティア活動の貢献に対する認識を高め、社会のあらゆる層からより多くの人々が、国内外においてボランティア活動に参加できる機運を高める日です。
またボランティアが認められ、ボランティア精神が地域、国内、国際レベルで促進される日でもあります。
この日には、世界各地でシンポジウムの実施、あるいはフェスティバルや表彰、展示会、募金、ワークショップなど、様々な取り組みが行われています。
国連はボランティア活動の認識を高め、コミュニケーションのネットワーク構築などを目的として、2001年(平成13年)を「国際ボランティア年」に制定しました。
同年の国連総会では、国連と各国政府がボランティア活動を支援する方法に関する一連の勧告を採択し、それらを広く普及させることを求めました。
ボランティアとは

ボランティアとは、一般的に、自発的に他人・社会に奉仕する人またはその活動を意味しています。
ボランティア活動は、社会、環境、経済の変革を実現する最も重要な手段の 1 つであり、人々の考え方、態度、行動を変える力によって永続的な影響をもたらします。
ボランティア活動の基本理念は、公共性・自発性・社会性・無償性です。
そして、次のような特徴があります。
1.主体性や自主性がある
2.連帯性や社会性がある
3.無償性や無給性がある
そのボランティア活動には、次のようなものがあります。

1.高齢者や障害者などの日常生活をサポートする活動
2.募金活動
3.自然や環境保全の活動
4.まちづくりの活動
5.子どもや青少年を対象とした活動
6.災害で被災した方を支援する活動
7.各種イベント等の運営スタッフの活動
8.海外ボランティアの活動
等々
そしてボランティア活動には、次のようなメリットがあります。
1.幸福感が高まる
2.経験豊かな人間になるきっかけになる
3.社会的な孤立を解消してくれる
4.ストレスの軽減につながる
等々

このようにボランティア活動は、地域づくりや子育て、障害のある方や高齢の方のサポート、災害支援など、複雑化する社会課題に対処するための重要な手段となっています。

日本では、1995年(平成7年)の阪神・淡路大震災において、全国から大勢のボランティアが被災地に駆けつけたことから、同年は「ボランティア元年」とも呼ばれています。
また、震災が起きた1月17日は「防災とボランティアの日」となっています。
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