11月7日 もつ鍋の日

今日は何の日

今日11月7日は「もつ鍋の日」です。

日本畜産副産物協会が2011年(平成23年)にもつ鍋の美味しさ、動物からもたらされる資源の有効活用などを広めることが目的に、長崎県佐世保市に本社を置き、食肉や牛、豚などのもつ(ホルモン)を扱う株式会社丸協食産が制定しました。
この日が「立冬」(11月7日頃)になることが多いことと、「いい(11)もつな(7)べ」(いいもつ鍋)と読む語呂合わせからですが、同じく11月7日は「鍋の日」ともなっています。
また、7月13日は「もつ焼の日」となっています。

もつ

ロース・ヒレなどを「生肉」と呼びますが、それに対して、牛や豚の「内臓肉」のことを総称して「もつ」と呼びます。
「内臓肉」は「ホルモン」と呼ばれることもあり、「もつ」と「ホルモン」は同じ意味です。
内臓を意味する「臓物(ぞうもつ)」が、「もつ」の語源です。
一般的に、「もつ」は臓物の中でも量が多い「大腸」「小腸」を指します。もつ料理専門店では、「シロ(大腸)」「テッポウ(直腸)」など部位ごとの名称を使い、どの部位の内臓肉かを識別しています。
また「ホルモン」は、かつて内臓部分が食用として利用されず、廃棄されていたこと「放るもん」が由来です。

一方、動物の生理活性物質の「ホルモン」は、狭義には生体の外部や内部に起こった情報に対応し、体内において特定の器官で合成・分泌され、血液など体液を通して体内を循環し、別の決まった細胞でその効果を発揮する生理活性物質を指しますので、ここで言う「ホルモン」とは別です。

もつ鍋

もつ鍋は、福岡市近辺の郷土料理です。もつを使った鍋料理で、汁の味付けはしょうゆベースにニンニク・唐辛子を加えたもの、または味噌味のいずれかが主流です。

汁を張った鍋の中に、下処理をした牛(または豚)のもつ(腸)をまず入れます。ある程度もつに味がつくまで煮込んだら、キャベツ・ニラなどの野菜を加え一緒に煮込み、野菜に火が通ったら完成です。
もつ・野菜を食べたらシメちゃんぽん麺を入れ、煮込んで食べるのが一般的な食べ方です。
シメの食材としては、他に中華麺・うどん・そば・そうめんなどの麺類はもちろんのこと鍋料理のシメの定番「雑炊」も人気があります。

銀座8丁目に1991年7月にオープンした「もつ鍋元気」を発信源として、もつ鍋ブームが起きました。
「もつ鍋元気」は「もつ」が高たんぱく低脂肪低カロリーで女性に嬉しい食材であることを説明する冊子を入り口に置くなどして、多くの女性客を集めました。
こうして「もつ鍋」自体の人気が高まった結果、1992年には新語・流行語大賞の新語部門・銅賞を受賞するほどのブームになりました。

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