
今日10月24日は「国連デー」です。

1945年(昭和20年)のこの日、国際連合憲章が発効し、国際連合(国連、United Nations:UN)が正式に発足しました。
国連は、世界の平和と安全を維持し、国と国との友好関係を発展させるとともに、社会の進歩、生活水準の向上などを進めることを目的としています。
1948年(昭和23年)の国連総会で、この日を「国連の目的と成果を世界の人々に知らせ、国連の責務の支持を得ることに捧げる」と宣言しました。
国連デーは、この年から国際デーの一つとして実施されていて、「国連の日」と呼ばれることもあります。
国際デーは、さまざまな懸案事項について一般市民に情報を提供し、グローバルな課題に取り組むための政治的意思と資源を動員するとともに、人類の成果を祝い、さらに向上させるための機会です。
国連で最も高い代表性をもつ機関である国連総会が、ある特定の日を国際デーに指定します。
ただ国際デーを国連総会に提案するのは加盟国です。
提案を受けた総会は、該当する国際デーを制定する決議を採択すべきかどうかを総会に諮り決定します。
国際デーのテーマは常に、国連の主な活動分野である国際の平和と安全の維持、持続可能な開発の促進、人権の擁護、国際法と人道支援の保障に関連づけられています。

その国連も発足時の加盟国は51ヵ国で、日本は1956年(昭和31年)に世界で80番目に国連への加入が認められました。
その加盟国も2017年(平和29年)10月時点で、193ヵ国となり、世界のほとんど全地域を網羅しています。
また、1971年(昭和46年)の国連総会で、国連加盟国はこの日を公的な休日として記念するよう勧めています。
この日には、伝統的に国連の目標や成果についてのミーティング・議論・展覧会などが世界中で行われています。
また、この日を中心とした10月21日~27日は「国連週間」となっています。

そして1948年以来アメリカ合衆国では、毎年大統領が世界の平和と安全保障への貢献をたたえる大統領宣言を公布しています。
また、コソボ共和国では、コソボ暫定行政ミッションによって管理され、国連の日は公式の休日とされています。
さらにフィリピンでは、地元の子供たちが決まって長期休みの前の学校最後の日である国連の日に各加盟国の民族衣装を着ているそうです。
個人、授業、学年のレベルによって説明や勉強する国が割り当てられ、生徒たちは国旗を手作りし、国連の日の教育活動の一環として、文化や食べ物についてプレゼンテーションの準備を行っています。
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