10月12日 大陸発見記念日・コロンブスデー・先住民の日

今日は何の日

今日10月12日は「大陸発見記念日コロンブスデー先住民の日」です。

1492年10月12日、イタリアの探検家・航海者クリストファー・コロンブスが率いるスペイン船隊が、ヨーロッパから大西洋を横断し、アメリカ大陸周辺の島であるサン・サルバドル島を経て、新大陸アメリカに到達しました。
これを記念してこの日を「コロンブス・デー」または「コロンブスの日」「大陸発見記念日」とされました。
その後、コロンブスデーは「先住民の日」にもなりました。

コロンブスは地球球体説に基づき、ヨーロッパから東方ではなく西方に進んでもアジアに到達できる西廻りの航海が可能だと思い、『東方見聞録』にある黄金の国・ジパング(日本)やインドを目指して出発しました。
コロンブスは最初の到達地がカリブ海に浮かぶ中米バハマ諸島であったため、その住民の肌の色を見てインドだったと亡くなるまで信じていました。

コロンブスが新大陸を発見した日は、この日がアメリカの多くの州で祝日となっていましたが、1970年(昭和45年)より月曜休日統一法によって10月の第2月曜日となっています。
現在では、アメリカで多くの銀行・債券市場・アメリカ郵政公社などの公共施設が定休日となり、企業や学校も休みとなる場合もあります。

コロンブスデーは、1869年にサンフランシスコ市のイタリア人が祝い始めたのが始まりです。
その後、時の大統領フランクリン・ルーズベルト大統領が1937年に正式にコロンブス・デーと公告し、祝日となりました。

また、コロンブスの新大陸発見はスペイン王室の支援により達成され、スペインにとって中南米への植民地建設への第一歩を記した記念日でもあります。
スペインでは「イスパニア・デー」という国民の祝日になっており、首都マドリードでは伝統的な軍事パレードが毎年行われています。
さらにアルゼンチン、チリなどアメリカ大陸各国でも祝われています。

一方で、コロンブスの行為が西半球における暴力的な植民地化の始まりだったとして、批判的な見方もあり、1990年代以降、アメリカのカリフォルニア州バークレーを始めとして、ロサンゼルスやサンフランシスコ、デンバー、シアトル、ミネアポリス、アンカレッジなど中部や西部の多くの都市では、この日を「先住民の日」に置き換えて、先住民の歴史や文化を祝う日として実施しています。

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