10月9日 世界郵便の日

今日は何の日

今日10月9日は「世界郵便の日」です。

郵便に関する国際機関である万国郵便連合が1969年(昭和44)に「UPUの日」として制定しました。
その後、1984年(昭和59年)に「世界郵便の日」と名称を変更しました。
国際デーの一つで、「世界郵便デー」または「万国郵便連合記念日」とも呼ばれます。

1874年(明治7年)のこの日、全世界を一つの郵便地域にすることを目的に、万国郵便条約によって万国郵便連合(UPU)が発足しました。
本部はスイスの首都ベルンに置かれています。
加盟国間の郵便業務を調整し、国際郵便制度を司る二番目に古い国連の専門機関の一つです。

万国郵便連合の設立によって、次の3点が合意形成されました。

①地球上のほぼすべての域から固定料金に近い形で郵便物が送れること。
②国際郵便・国内郵便(内国郵便)がともに同様の扱いがなされること。
③国際郵便料金は、それぞれの国で徴収し、使用すること。

特に切手を貼った郵便物については、どの国家の切手でも国際的に通用することを万国郵便連合憲章(UPU憲章)で決めています。
また、UPUでは国際返信切手券の発行事務などを行っている。

日本は1877年(明治10年)6月1日にアジア諸国として初めて加盟しました。
国連の設立後、1948年(昭和23年)に万国郵便連合は国連の専門機関の一つとなり、2013年(平成25年)9月時点で、192ヵ国が加盟しています。

この日の世界郵便の日を中心とした10月6日~12日の一週間を「国際文通週間」として記念の郵便切手が発行されたり、日本郵便友の会がイベントを実施しています。

万国郵便連合

万国郵便連合(ばんこくゆうびんれんごう)は、郵便に関する国際機関です。

国際連合加盟国ではないバチカン(オブザーバー)は加盟している一方、国連加盟国でもアンドラ、マーシャル諸島、パラオは加盟していません。
また国連非加盟国では中華民国(台湾)なども加盟していません。
しかし、これらの地域にも国際郵便を送ることはでき、ちなみに台湾へは日本経由で送ることが可能となっています。

万国郵便連合と日本

日本は第二次世界大戦中には一時脱退していましたが、1948年(昭和23年)6月1日に再加盟しています。
万国郵便連合内の郵便業務理事会議長には、日本から目時政彦氏が2回立候補し、いずれも当選しています。
また目時氏は、2021年8月25日の国際事務局長選挙へ立候補して当選し、2022年1月5日にアジア出身者として初めて国際事務局長に就任しました。

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