
今日10月2日は「豆腐の日」です。
東京都千代田区岩本町に事務局を置き、日本を代表する豆腐製造業者を会員とし、豆腐製品の製造・品質・流通に関する研究・開発・教育を促進する日本豆腐協会が1993年(平成5年)に制定しました。
日付は「とう(10)ふ(2)」(豆腐)と読む語呂合わせから10月2日にしたそうです。
また、同様の語呂合わせで毎月12日も「豆腐の日」としています。
日本を代表する伝統的な健康食品であり、栄養豊富な豆腐をPRすることが目的です。
豆腐について
豆腐は大豆のタンパク質を最も食べやすくした代表的な健康食品で、消化吸収がよく、タンパク質の栄養的価値は量と質により評価されています。
人間が生きていくためにはたんぱく質が必要で、成人で1日50~80gのたんぱく質を摂取しなければならないといわれます。
豆腐は大豆食品なので、たんぱく質をたっぷり含んでいて、消化吸収率が高いので、胃に負担がかからないのが特徴です。
また、豆腐が健康食品といわれるのは、植物性の脂肪をたんぱく質に次いで多く含んでいるからです。
植物性の脂肪は不飽和脂肪酸で、コレステロールを少なくする働きを持っています。
同じ脂肪でも動物性のものは、飽和脂肪酸を含み、血液中のコレステロールを増やしてしまいます。コレステロールは、肥満、動脈硬化、心臓病など、成人病の原因となります。
成長期の子どもの肥満解消にも、豆腐がうってつけです。
ちなみに、たんぱく質は、動物性1:植物性2の割合が効果的といわれています。

さて、豆腐(とうふ)は、大豆の搾り汁(豆乳)を凝固剤(にがり・その他)によって固めた加工食品です。
東アジアと東南アジアの広範な地域で古くから食されている大豆加工食品であり、とりわけ中国本土(奥地を含む)、日本、朝鮮半島、台湾、ベトナム、カンボジア、タイ、ミャンマー、インドネシアなどでは日常的に食されています。
豆腐の「腐」という漢字は本来「納屋の中で肉を熟成させる」という字義から転じて、柔らかく弾力性があるものを意味するものでしたが、日本では食品に「腐る」という字を用いることを嫌って、「豆富」や「豆冨」などと記すこともあります。
日本の豆腐は柔らかくて淡白な食感を特徴とする独特の物で「日本独特の食品」として発達しました。
これに対して中国や韓国の豆腐は炒めたり揚げたりして調理されることが多おたため、日本の豆腐に比べると水分が少なく堅いものとなっています。

日本での豆腐料理としては、調味料をかけて生で食べる冷奴の他に、味噌汁や湯豆腐、味噌田楽、揚げ出し豆腐、卯の花、すき焼き、豆腐ハンバーグ、麻婆豆腐、スンドゥブ・チゲ、沖縄のチャンプルーなどがあります。

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