9月17日 モノレール開業記念日

今日は何の日

今日9月17日は「モノレール開業記念日」です。

東京オリンピックが開催された1964年(昭和39年)のこの日、浜松町~羽田空港間の「東京モノレール」(東京モノレール羽田線)が開業しました。
開業当時、全長13.1kmを約15分、運賃は大人250円・小児130円で結んだ日本初の旅客用モノレールでした。
東京オリンピックの開催で、日本国内外からの羽田空港利用客の都心へのアクセスの改善を目的として建設されました。
東京オリンピック開会式は10月10日で、その前のこの日の開業となりました。
記念日は開業を記念して東京モノレール株式会社が制定しました。

遊覧用のものでは1957年に上野動物園に作られたものが最初でした。

モノレールについて

モノレール(monorail)とは、1本の軌条(レール)により進路を誘導されて走る軌道系交通機関を指します。
語源は「一つのもの」を意味する接頭語「mono」と「軌道」を意味する「rail」、つまり「単軌鉄道」(たんきてつどう)です。

現在では、モノレールの技術は、その後も進化を続け、世界中の多くの都市で導入されています。
日本においても、東京以外にも大阪や沖縄などで利用され、各地の交通手段として定着してきました。

モノレールの魅力は、その静かな走行音と高い安全性にあります。
高架で走るため、地上の交通との接触リスクが少なく、自然災害による影響も受けにくいというメリットがあります。
これは日本のような地震国にとっては、非常に重要なポイントです。

また、モノレールは空港へのアクセス手段としてだけでなく、都市間の移動や観光地へのアクセスとしても活用されています。
その快適な乗り心地と利便性は、多くの人々にとって欠かせない存在となっているのではないでしょうか。

モノレールは、私たちの日常風景に溶け込んでいます。
朝の通勤時に、夕方の帰宅時に、そして休日のお出かけに。モノレールから見える風景は、私たちの生活の一部となっています。
モノレールからの眺めは、日々の喧騒を忘れさせてくれる癒しの時間を提供してくれます。
例えば、浜松町から羽田空港までの約15分の旅は、都会の景色と静かな時間を同時に楽しめる、とても特別な体験です。
モノレールの窓から見える景色は、季節の移り変わりを教えてくれ、新緑の季節には緑豊かな風景が、冬には富士山の雄大な姿が。
これらの景色は、私たちにとってかけがえのないものです。

上野動物園モノレール

モノレールといえば、遊覧用としても親しまれてきました。
特に、上野動物園モノレールは日本で最初の懸垂式モノレールであり、1957年(昭和32年)の開業以来、多くの人々に愛されてきました。
上野動物園モノレールは、ただの移動手段ではなく、動物園の魅力を一層引き立てる存在でした。
その色鮮やかな車両が園内を走る姿は、多くの人々の記憶に刻まれていることでしょう。
しかし、時の流れと共に経年劣化が進み、2019年(令和元年)には運転を休止せざるを得なくなりました。

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