8月23日 白虎隊自刃の日

今日は何の日

今日8月23日は「白虎隊自刃の日」です。

1868年(慶応4年)のこの日、戊辰戦争で会津藩の若者「白虎隊」が城下の飯盛山で自刃しました。

戊辰戦争は1868年から翌年まで行われた新政府軍と旧幕府側との戦いです。
会津藩では軍を年齢により白虎・朱雀・青龍・玄武の4つの部隊に分けており、最年少の白虎隊は16歳から17歳までの少年で編成されていました。
会津藩などの奥羽越列藩同盟が官軍と戦闘状態に入ると白虎隊も実戦に参加し、越後戦争や会津戦争で死闘を繰り広げていました。

そしてこの日、飯盛山にいた白虎隊の士中二番隊員が、城下の町に火の手が上がったのを若松城が落城したものと思い、20人の隊員全員が自刃しました。

この記念日の名称として「白虎隊の日」という表記も見られます。

白虎隊は会津藩の敗色が濃くなる中での飯盛山での自刃で知られていますが、戦死や自刃をしなかった隊士約290人は明治維新後も生きました

ならぬことはならぬものです

会津でよく聞くこの言葉。
これは会津藩士たちが子供のころに教えられていた「什の掟」の最後の一文です。
現在でもこの什の掟をもとにした「あいづっこ宣言」というものがあり、会津若松市内の子供たちは、皆すらすらと暗唱することができます。

その時代、会津藩士の子供たちは、地区ごとに「」というグループが定められており、6歳から9歳まではこの「什」に属していました。
基本的に遊びも勉強も、この「什」のグループで一緒に行うました。
「什の掟」とは什の中のルールで、毎日最年長である什長がこれを唱和し、メンバーがきちんと守れているかどうか、確認していたそうです。

什の掟

什の掟は、7つあります。

一、年長者の言うことに背いてはなりませぬ
二、年長者には御辞儀をしなければなりませぬ
三、虚言をいふ事はなりませぬ
四、卑怯な振舞をしてはなりませぬ
五、弱い者をいぢめてはなりませぬ
六、戸外で物を食べてはなりませぬ
七、戸外で婦人と言葉を交えてはなりませぬ

これに「ならぬことはならぬものです」を付け加えたものが「什の掟」でした。

コメント

タイトルとURLをコピーしました