8月19日 俳句の日・俳句記念日

今日は何の日

今日8月19日は「俳句の日俳句記念日」です。

俳句の日

俳句の日」は、正岡子規(まさおか しき)研究家で俳人の坪内稔典(つぼうち としのり)らが提唱し、1991年(平成3年)に制定しました。
日付は「は(8)い(1)く(9)」(俳句)と読む語呂合わせからです。

正岡子規(まさおか しき)

正岡子規は、、愛媛県生まれの俳人、歌人、国語学研究家で、子規はペンネーム。
本名は正岡 常規(まさおか つねのり)で、幼名を處之助(ところのすけ)といい、後に升(のぼる)と改めました。
現、東大教養学部に入学し、同窓には夏目漱石、南方熊楠、山田美妙らがいます。
俳句、短歌、新体詩、小説、評論、随筆など多方面にわたり創作活動を行い、日本の近代文学に多大な影響を及ぼし、明治を代表する文学者の一人です。
そして、正岡子規によって近代の俳句が確立され、生涯に20万を超える句を詠んだ子規の作品のうち最も有名な句として「柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺」があります。

俳句記念日

俳句記念日」は、俳句作家の上野貴子が主宰する「おしゃべりHAIKUの会」が2014年(平成26年)に制定しました。
句会などを通して、俳句の楽しさ・奥深さ・季節感の大切さなどを知ってもらうことが目的で、記念日に合わせてイベントや大会などが開催されています。

おしゃべりHAIKUの会

「おしゃべりHAIKUの会」は、俳句会として1999年(平成11年)に上野貴子により発足しました。
発足当初はFaxでの通信句会でした。
その後、2004年(平成16年)に三軒茶屋での「おしゃべりHAIKUの会」句会開催を契機に俳句会として新たに創設されました。東京都世田谷区三宿に三茶オフィスを置き、句集をまとめたり、個展やイベント、俳句講師養成講座の開催などの活動を行っています

俳句とは

俳句は、主に五・七・五の十七音で表現され、「世界一短い詩」とも言われています。
江戸時代に俳諧が流行し、最初の五・七・五の発句を重要視したのが松尾芭蕉(まつお ばしょう)です。

「俳句を作る」ことを「俳句を詠む」と言いますが、「詠む」はもともと「読む」と同じ言葉で、「数を数える」という意味に由来しています。
現在でも「サバを読む」「票を読む」「秒読み」などの使われ方が残っていますが、数を数えることが、文字を一字ずつ声に出して読み上げることに通じるとして、「詠む」は「文章を読む」という意味になりました。

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