7月14日 フランス建国記念日(パリ祭)

今日は何の日

今日7月14日は「フランス建国記念日(パリ祭)」です。

1789年のこの日、パリ市民がバスティーユ監獄を襲撃・占領し、これがフランス革命の始りとなりました。1880年から祝日となりました。
バスティーユ監獄は、本来は要塞で、高さ30mの城壁と幅25mの濠でかこまれていました。
このような要塞は全国に30ほどあり、特にパリのバスティーユ要塞はルイ13世の宰相を務めたリシュリューの時代から監獄として使われ、王政に反対する政治犯が収容されていました。
国民は裁判もなしでいつここに閉じこめられるか判らず、バスティーユ監獄は専制政治の象徴でした。

1932年に公開された映画「Le Quatorze Juillet(7月14日)」の邦訳名が『巴里祭』だったことから日本では「パリ祭」と呼ばれますが、これは日本だけの呼び名です。

「自由」「平等」「博愛」を表す青・白・赤の三色旗(トリコロール)を旗印に始まった革命が、周辺国による連合軍のフランス攻撃となり、ナポレオン・ボナパルトが連合軍を破ってフランスを守りました。
後にその三色旗がフランス国旗となり、港湾都市マルセイユの義勇兵が歌っていた歌がフランス国歌『ラ・マルセイエーズ』となりました

この日には、フランス各地で一日中花火が打ち上げられる。また、パリではフランス大統領の出席のもとシャンゼリゼ通りかららコンコルド広場まで軍事パレードが開催され、慣例として消防士はダンス・チームを組んで市民に披露します。また、大統領の演説も行われ、エリゼ宮殿において茶会が催されます。

そして、当日は世界3大自転車ロードレースのツール・ド・フランスも開催されていて、フランス出身選手はこの日のレースを特別視して勝利を収めようとすることが多いとか。
しかし111回目の開催となる2024年ツール・ド・フランスは、長く豊かなツールの歴史の中でも、とりわけ特別で、例年より1週間早い6月29日に、史上初めてイタリアで幕を開けます。
さらには8月末にパリで夏季五輪が開幕する影響で、1903年の創設以来初めて、ツールはパリに一切立ち寄らないという大会日程となっています。

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