今日6月9日は「我が家のカギを見直すロックの日」です。
一般家庭のカギの見直しと防犯意識の啓発を目的として、2001年に6月9日を六(ろく)九(く)で「ロック」の語呂合せで日本ロックセキュリティ協同組合が「我が家のカギを見直すロックの日」と制定しました。
2006年からロックの日には全国47都道府県の主要都市で地元警察や防犯協会の方々とイベントを開催しています。イベントでは防犯パンフレットの配布や鍵の展示を通して防犯の重要性をお伝えしています。
この「我が家のカギを見直すロックの日」が制定された翌々年をピークに、国内での空き巣被害が減少傾向にあります。防犯には意識付けが大切だということがよくわかります。
少し前までは近所に空き巣が入ったという話をよく耳にしましたが、最近はほとんど聞きません。
実際に2003年には15万件以上空き巣被害は今では、約5分の1のは約3万件にまで大幅に減っています。
侵入窃盗の犯罪者は周囲の目をとても気にします。
このため侵入に時間がかかると判断した場合には、その家への侵入をあきらめます。具体的には5分以上かかると約7割、10分以上かかるとほぼすべての犯罪者が侵入をあきらめるそうです。
ということは、侵入しにくい環境を整えることがいかに重要かということです。
侵入窃盗に合わないためには次の2点を意識しましょう。
1.外出する時は、近距離でも面倒くさがらず必ず窓や扉を施錠すること。
2.窓ガラス用防犯フィルム・防犯カメラ・センサーライトなどの防犯アイテムを利用する。
これらのアイテムは後付けできますので、手軽に防犯効果を高められます。ただし、簡易的な防犯にしかなりませんので、より確実に侵入を防ぎたいのであれば、少なくとも1階の窓を防犯ガラスに交換し、玄関の扉には補助錠を追加して2ロックにしておきたいところです。
さて、コロナ禍以降、通勤などに自転車を利用される方も増えているようです。
そこで昨今問題になっているのが自転車(特に高級車)の盗難被害です。
そこで自転車の盗難防止のコツもお話しておきます。
自転車の盗難場所としては、自宅を含めた住宅(含むマンション)が5割近くになっています。敷地内で管理しているからといって油断大敵です。
施錠していないのは以ての外ですが、最近では施錠していてもそのまま持ち去られることもあります。
最近では転売を目的に、中古品でも高値が付く人気メーカーや高額なスポーツバイクが狙われる傾向にあります。また良いスポーツバイクほど軽量なため持ち去りやすいという側面もあります。
では、大切な自転車を盗難被害から守る基本的な対策を以下に挙げておきます。
1.鍵(ツーロック)
必ず2つ以上のカギをかけましょう。
そして重要なのは、自転車を手すりや柱など動かないものに固定すること(アースロック)です。
輪止めのある駐輪場や自宅であっても、サイクルポートの柱やフェンスなどに固定してください。
このことは、「簡単に持ち去れない」と思わせることで抑止力にもなります。
2.自転車カバー
自転車カバーをかけることも盗難対策に繋がります。
高価な自転車が狙われやすいということは、自転車の価値を測っているということです。
自転車のロゴや形が分からないようにカバーをかけておけば、狙われにくくなる可能性があります。
その他にも、盗難防止用ブザー・GPS・Bluetoothトラッカーなどもありますが、それなりに費用も掛かりますので、お持ちの愛車の価値観(ご自身の価値判断も含め)見合ったものをお店に相談してみてください。
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